なぜ新人は報連相をためらうのか?
What makes new faces hesitant to keep their boss informed.
こんにちは。
接客コミュニケーション コンサルタントの岩村良恵です。
今日は、職場のコミュニケーションの基本「報連相」について
お話したいと思います。
2年目職員のフォロー研修
今日は金融機関様向けの2年目職員フォロー研修。
今回もコロナ禍の中での1年目を乗り越えた皆さまに
業務改善や職場のコミュニケーションについて
学んでいただきました!
ところで、
おとといから始まった緊急事態宣言を受けて
急にリアル対面からオンラインに切り替り
現場の調整もなかなか大変です。
今回、zoomで東海エリア6拠点を結ぶのですが
一人ずつ単独で参加されているところと
2~6名が同時参加されるところが混在💦
なかなかのハイブリッドな経験となりました!
(でも、難しいことはすべて最高のチャレンジ💕)
新人が報連相できない原因とは?
今日のテーマのひとつ。職場のホウレンソウ(報告・連絡・相談)。
この報連相ができない部下が多い
と悩まれる上司の方によくお目にかかります。
そこで今日は新人さんの報連相が遅れてしまう原因
をご紹介します(あくまでも当社調べ)
<<<報連相が遅れてしまう原因あるあるTOP5>>>
【TOP1】タイミングがわからない
「報告したくても、先輩や上司はいつも忙しそうで声かけづらい、、、」
「途中報告入れてね、って言われたけど、途中っていつのこと??」
「報告しようと声掛けたら、”今は無理だからあとで” と言われ否定された気分になった」【TOP2】~~だろう、と思いたい
「きっと、先輩が言っておいてくれただろう」
「きっと、言わなくてもわかってくれてるだろう」
「何かあれば、上司の方から聞いてくるだろう」 となんとな~く流してしまいがち。【TOP3】怒られそうで怖いから黙っておこう
「やらかしちゃったけど、先方も納得してくれたし、上司には言わずに暫く様子を見よう」
「せっかくここまで頑張ってきたのに、これがバレたら、信用落としてしまうかも…」【TOP4】言いたいことが上手くまとめられない
「電話で問い合わせを受けたものの、相手の言った専門用語がわからず頭が真っ白。上司に何を質問するかすら不明」
「上司に話しているうちに、支離滅裂で何が言いたいのかわからなくなり、怪訝な顔をされてしまった💦」【TOP5】さじ加減がわからない
「どこまでを自分で考えて、どこからは指示を仰げばよいのか迷う」
「”自分で考えろ” と言われたから聞かずに進めたら “勝手に判断するな!” と怒られた。」
今日の研修でも、同じようなお悩みが沢山寄せられました。
ふだん私は上司側と部下側、どちらの方に対しても研修を行うので
双方の言い分をお聞きする機会があります。
「わからないことは遠慮せずに聞いてほしい」と思っている上司と
「質問できるような雰囲気じゃないし、、、」と思っている部下。
お互いにすれ違うことが多い原因は
お互いにその気持ちを「伝える」ことをしていないから。
シンプルながら、職場ではよく起きているようですね。
思っているだけでは伝わらないし、
かといって、
思っていることをそのまま口に出せばよい、というものでもない。
コミュニケーションとは、なかなか難しいものです。
でも、私は思うのです。
配慮しつつも、遠慮はするな!
職場のコミュニケーション研修でいつもお伝えしているのは
「仕事ですから遠慮はしなくてもいいです。でも相手への配慮はしましょう。」
ということです。
例えば、忙しい上司を見て、質問はあとにしよう、と思う。
でも、
待てど暮らせど上司は暇そうにはなりません。
そして、
結局あきらめて、自分の判断でやってしまい
その結果、大失敗💦
そんなことがあると、かえって上司に迷惑をかけてしまうし
結果として自分にも不利益ですよね。
だからこそ、ぜひクッション言葉を足してください!
「お忙しいところ、恐れ入りますが・・・」
「お取込み中のところ、大変恐縮なのですが・・・」
「申し訳ございません。1点だけ急ぎの質問があります。
5分ほど、お時間いただけませんでしょうか・・・」
などなど、相手を慮る言葉をかならず冒頭につけて
相手に話しかけるクセをつけるだけで、
上司はきっと今より何倍も快く、応じてくれるのではないでしょうか。
わからないことを わからないままにしない
わからないのに わかったふりをしない
わかるようになったら 忘れなくなるまで習慣化する
そんなことを地道に続けながら
3年目の社会人生活を一歩一歩進んで行ってください!
今日もありがとうございました(^^)
Let’s keep growing together!