~先生と保護者のコミュニケーション~
Communication between teachers and parents.
こんにちは。
接客コミュニケーションコンサルタントの岩村良恵です。
お蔭様で昨日は本当に素晴らしい誕生日となりました。
皆さまからいただいた沢山のお祝いメッセージ。
本当にありがとうございました!!!
そして今日、帰宅したらなんと!
友人からこんな素敵なお花が🌺🌺
百合って私の中では大人の女性の象徴✾
凛としていて香しい。こんな人になれるよう
これからも精進です!
こんな嬉しいメッセージまで❤ 感謝!
さて、
昨日は午前中、ある自治体様にて研修でした。
放課後の小学生さんを預かってくださる
児童クラブの支援員さんに向けた接遇研修。
じつは私自身、2人の子供たちが幼い頃には
児童クラブに大変お世話になりました(^^)
あの頃を懐かしく思い出しながら
とても温かい気持ちで臨みました♬
それにしてもあらためて
支援員の皆さんがいかにお子さんや保護者の方々に対し
温かい気持ちで接していらっしゃるのかを感じ
胸が熱くなりました💕
こんな形で子育てをサポートしてくださる方がいる。
ありがたいことだなあ、と。
今日はそんな気づきを得つつ、
「先生」と「保護者」の間のコミュニケーションについて
私が日々思うことをお話したいと思います。
先生のジレンマ
以前、小学校の先生をしていた友人から
こんな言葉を聞いたことがあります。
「子どもたちはすごくかわいい。
授業はとても楽しくて充実しているのだけれど
親御さんとのやりとりが本当に憂鬱で・・・」
なるほど、そんな葛藤があるんだなあ
とそのとき知りました。
「お子さんに見せる顔」と「保護者に見せる顔」
意識しないわけにはいかないですよね💦
色々と心を砕きながら接してくださって
いるんだなあ、と。
人はそれぞれ色んな価値観を持っていて
同じ言葉でも捉え方は様々。
ちょっとした一言が相手の気持ちを苛立たせたり
ときには不安にしてしまったりします。
一方で、
たった一言が足りなかったせいで
相手がこちらの意図を勘違いしてしまい
その結果、言った言わないの苦情の原因に・・・
ということもあるでしょう。
特に、先生と保護者との間には
お子さんという存在がある。
だからこそ、言いたくても言えないことや
言うべきか、言わざるべきか
判断がつきにくいこともあるんだと思います。
先生から見える子どもの行動
受講者さんのひとりから、こんな質問がありました。
「お子さんのネガティブな情報を伝えることで
親御さんに嫌われてしまうのではないかと心配で・・・」
なるほど、そんな感情もあるんだなあ、と。
先生としては日ごろ、ご両親以上に
お子さんと接している時間が長い。
だからこそ、
友達とのやり取りや集団での行動を見ていて
気になってしまうことや
問題だな、と感じる場面に遭遇する回数は
親よりも圧倒的に多いはず。
もちろんその逆で、
子どもたちの家庭では見せない素敵な表情や
お友だちに親切にしている姿。
みんなで遊んでいるときに見せるとびきりの笑顔や
体育の時間に一生懸命にがんばる真剣な姿も
きっと、
子育て中の親以上に見ていらっしゃる。
だからこそ、皆さん口をそろえて仰っていたのは
「親御さんには、お子さんの良いところや
今日できるようになったことなど、できるだけ
ポジティブな情報をお伝えするよう努めています」
ステキですよね✨
でも一方で、
「ネガティブな情報をお伝えするときには
相手に気を使って表現が曖昧になったり
まわりくどくなったりして上手く伝わらないんです。」
とも。
ものすごくよくわかります!
児童クラブの支援員さんたちは
そうやって日々、試行錯誤しながらも愛をもって
お子さんと親御さんの間にいてくださっています。
あらためて、
私を含め、世の中の働くお母さん(お父さんも!)は
先生や保育士さん、支援員さんなど
沢山の 育児サポートのプロフェッショナルたちに
支えていただいているんだなあ、と。
だからこそ、
私は敢えてお伝えしています。
「親御さんは皆さんに本当に感謝されていると思います。
ぜひ、お子さんのネガティブな情報であっても
成長を見守る上で本当に必要だと判断したら
率直に伝えてみてください」
と。
ただし!!
大切なのは「何を」伝えるか以上に
「どのように」伝えるのかです(^^)
同じ情報でも、
言葉の選び方ひとつ、伝え方や表情ひとつで
まったく違って伝わります。
たとえば、
「太郎くん、今日花子ちゃんと喧嘩して怪我させて
しまったんですが、ちゃんと謝れなかったみたいで。。。」
と言われれば、お母さんは
「責められている?」
と捉えられてしまうかも。
一方で、
こんな風に伝えてみるとどうでしょう?
「じつは太郎くんと花子ちゃんが今日、喧嘩してしまったんです。
お互いに言い分があるので、話し合ってもらいました。
ただ、太郎君もまだ納得できていないことがあって
謝るタイミングに来ていないみたいです。
今後も見守っていきますので、お家で何か気づいたことがあったら
ぜひ教えてくださいね。」
こんな風に言われたら、私だったら
「一緒に子供の成長を願ってくれている!」
という気持ちになると思います(^^)
大切な子供たちを一生懸命に支えてくださる
温かい支援員の皆さまのご尽力に心から感謝しつつ
沢山の学びをいただいた接遇研修でした。
Children are not brought up only by parents but by many adults involved.