~中堅職員の役割~
What is the role of mid-level officer?
こんにちは。
ひとりひとりの個性やカラーを大切に
自分らしく輝く人を応援する
接客コミュニケーション コンサルタントの岩村良恵です(^^)
今日は愛知県内の自治体様で入職10年目を迎えた
中堅職員の皆様への研修でした。
感染防止の観点から
ペアワークやディスカッションは一切なし。
半ば講演会のようなスタイルでした。
通常は、意見交換やロールプレイなど
「アウトプット」を大切にした研修が多いので
今回のようなスタイルは稀です。
でも、ある意味
「自分と対話する」にはまたとない好機!!
そんな風に解釈した私は皆様の「内観」を
お手伝いすることに注力しました。
中堅とは精鋭部隊
昔よく耳にした「中間管理職」という言葉。
最近はあまり聞かなくなりましたね。
なぜなのかはわかりませんが
最近はむしろ
「中堅社員」「中堅職員」「中核人材」
という呼び方の方がむしろ主流な気がしています。
そしてこの「中堅」という言葉。
なぜ「堅い」という文字が使われるのだろう?
と素朴な疑問が湧き、調べてみました(^^)
辞書的には
【中堅 mid-ranking】
全軍の中央にあり、将軍の直接指揮する精鋭部隊
という意味があるそうな。
へ~!!
「堅い」には 「大将に直属する守備の堅い精鋭部隊」
という意味合いがあるのだそうです。
いわゆる「お堅い」という意味とは程遠いですね!
守備をしっかり固める。
脇をしっかり守る。
そんなイメージでしょうか。
まさに上司の信頼厚く、部下からの人望もある
組織を陰で支える立役者のようなイメージですね!
3つの役割
そんな中堅社員(職員)の皆様に必要な役割。
それは
Player:高いパフォーマンスで実務をこなす人
Leader:柔軟性をもってチームをけん引する人
Follower:上司の右腕として意見を具申する人
の3つです。つまり、
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中堅人材は本当に忙しいんです!!!
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実務上も、
自分の職務(顧客管理、企画、クレイム処理等々)
で確実に成果を上げつつ、
一方で、部下の育成や指導をしたり、
若手との関係構築をしたりするのも重要な役目。
その上、現場の動きを把握したり、
後輩の悩みや相談に応じたりと大忙し。
時間がいくらあっても足りません💦
そしてその上で、もう一つのっかってくるのが
上司との関係性。
部や課をまとめるマネージャーとしての上司に
現場の声を届けたり、
はたまた、上からの指示を現場レベルに
落とし込んで部下に伝えたり、、、
ちなみに、
上層部からくる指示は大抵の場合かなり抽象的💦
「コストパフォーマンスを上げてください」
とか、
「グローバル人材を育成してください」
とか。
具体的に何をするのかは中堅に委ねられることがほとんど。
だから、この抽象論を現場の人たちにもわかるよう
具体的なアクションに落とし込むのも中堅人材の役目。
ほとんど「翻訳者」のような役割も担っています(^^;)
考えるだけで目が回りそうですね!
でも、だからこそ、
この中堅の時期がビジネスパーソンとしても
そして「人」としても
きっと一番成長できる時期でもあるんじゃないかな~
と思っています(^^)
実際に私もそうでした。
自分の業務を必死にこなしていた時期。
それもある意味の成長でしたが
中堅的な立場になって初めて感じたのは
「自分だけにフォーカスしていては成長が止まる」
と言う感覚。
いかに人を信じて、任せるか。
いかに人を頼って、お願いできるか。
そこが肝のように思います。
ハイパフォーマーな方ほど、
何でも自分で片付けてしまおう!と抱え込みがち。
でも、
それでは組織全体で成果を上げることは難しい。
凸と凹を補い合うからチーム。
だから、人の良さや強みにどこまで気づけるか。
他者にどこまで興味・関心をもてるのか。
そして、
人の成長や成功を自分のことのように喜べるか。
偉そうに言ってる私もまだまだですが💦
これからもそんな気持ちを大切に
成長していけたらと思っています!
中堅職の皆さん、一緒に歩んでいきましょうね♬
そして仕事を通してもっと「自分」を楽しんで参りましょう!
Being a mid-level employee gives us a lot of opportunities to grow up.