~クレーム対応 民間企業と行政機関のちがい~
こんにちは。
ひとりひとりの個性やカラーを大切に
自分らしく輝く人を応援する
接客・接遇・コミュニケーション コンサルタントの岩村良恵です(^^)
昨日は自治体様でのクレーム対応研修。
最近つねづね感じますが、
接遇力の向上にものすごく努力されている
自治体様が増えているなあと。
そういえば昨年、
寝屋川市役所のエントランスにコンシェルジュがいる!
というニュースを目にしました。
「お役所仕事を卒業します」
をテーマに
航空やホテル業界出身者を
オーディションで募ったそうですよ!
す、すごい!!
日々、行政機関に寄せられる苦情やお問合せは
本当に多岐にわたります。
そして、その数や深刻度も増すばかり…
でも、
最初に感じよく対応されることで
クレームが未然に防げる場面は多々あるように思います。
入口って大事💕
ところで、研修を担当していて気づきますが
クレーム対応について民間と行政では
基本姿勢も落としどころも異なります。
これはやはり、目的とスタンスが全く違うから。
民間企業は「営利」が目的。
「お客様は神様です」という言葉がありますが
どうしたらファンになってもえるか?
どうしたらまたリピートしてもらえるか?
を念頭にお客様対応しますね。
一方、
行政機関ではその目的は「公共の福祉」。
何をおいても「公平性」が第一。
だから、
「不始末があり大変失礼いたしました!
今回は2割引という形でご勘弁ください。」
というわけには当然いきません💦
法律やルールに則って、毅然と対処しなくては
ならない場面も多々。
でも、だからこそ、
やはりクレームを理詰めでねじ伏せようとすることは
却って遠回りになるように思います。
基本スタンスは違えど
やはり大切なのは「傾聴」。
怒っていたり、感情的になっている
目の前の相手の気持ちや背景に
いかに「寄り添えるか」が入口です。
すぐに説明を始めるのではなく
相手の言葉に反応して、
「それはお気の毒でしたね」
「それは大変な思いをされましたね」
「それはご不安だったことでしょう」
と相手の思いを察してまず口にだす。
そして、
相手の本心を吐き出して落ち着いてもらう。
言うは易し、行うは難しですが💦
でも、
そんな地道に思える入口での努力が
実はとても大切なのではないかな、と思っています(^^)
寝屋川市のコンシェルジュさんたちは
きっとクレームを未然に防ぐ防波堤のような
お役目になっているのでしょうね!
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