~オランダ人に学ぶ働き方~
What can we learn from the Dutch about work?
こんにちは。
ひとりひとりの個性やカラーを大切に
自分らしく笑顔で輝く人を応援する
接客コミュニケーション コンサルタントの岩村良恵です(^^)
昨日と今日は、県内の製造会社様にて
入社5年目社員の皆さまに向けての研修。
今回も才能あふれる若き皆さまに
沢山の学びをいただきました✨
テーマは
「対人影響力」 と 「問題解決力」。
皆さん、本当に熱心にご参加くださり
私も熱量スイッチがONに入りっぱなし(^^)
やはり、聴き力の高い方々と共に過ごす時間が
何よりの活力です!
今回はそんな研修で私が感じた
「時間との向き合い方」についてお話します。
5年目社員の微妙な立ち位置
今回の研修で皆さまからよく聞かれたのが
「残業時間が減らない」
「業務改善に手が回らない」
「改善の取り組み自体に圧迫されている」
などのお悩み。
今のひっ迫した現状をなんとかしたいけれど
どうすれば良いのかわからない、と。
今のままではまずい、とは気づきつつ、
「手を出すと却ってめんどくさそう・・・」
「あらぬ責任を負うことになってしまうかも・・・」
「周りが賛同してくれなかったら・・・」
などなど、まだ起きてもいない状況を想定しては
尻込みしてしまうのは仕方のないことかも知れません。
だから、
目の前に問題があるな~と薄々感づいていても
見てみぬふりをしてしまう。
それって人情ですよね💦
でも、
いつまでも他人任せでは何も変わらない。
後輩の指導も始まったり
取引先との関係でも責任が出てきたり
5年目を迎える社員さんの立ち位置は
なかなか微妙です。
「新人」ではない。
でも、「ベテラン」でもない。
業務にも慣れて、発言する機会もある。
でも、権限がすべて委ねられているわけではない。
(むしろ、上司からの圧力に押されることの方が・・・)
では、どうするのか。
究極的には、
/
時間との向き合い方を変える
\
これに尽きるのかな、と。
皆さんは自分の時間(最近は ”命の時間” と言ってます)
をどれくらい意識されていますか?
残業の多い日本人 残業の少ないオランダ人
私が以前、勤務していたKLMオランダ航空では
性別や年次、役職に関係なく
多くの方が時短勤務されていました。
中でも印象的だったのが、
キャビンクルーマネージャーのリタさん。
日本の企業で言えば「部長」クラスの役職です。
それでも、お子さんがまだ小さかったので
彼女は16時までの時短勤務者でした。
つまり、
/
部長なのに、4時に帰る
\
これがリタさんの働き方でした。
日本便がアムステルダムに着く時間は
リタさんの帰る時間のちょっと前。
少しでも飛行機がディレイ(遅延)すると
もう、彼女に会えません!
あるとき、大切な報告があって、
アムステルダム到着後、慌ててクルーセンターの
リタさんのオフィスに走った私は、階段で
ちょうど帰ろうとする彼女に会いました。
どうしても報告したい重大なクレームについて
必死に話そうとする私に彼女は、
“Sorry, I have to pick up my son.
Can you tell that to my secretary?”
(ごめんなさい、息子のお迎えがあるの。
秘書に伝えておいてくれる?)
一瞬、唖然としました。
でも、仕方なく秘書の方に話したのです。
そうしたらビックリ!
いろんなことが瞬時に解決しました。
秘書の女性がリタさんと同じレベルの判断を
一瞬でしてくださったのです。
普段からの連携が半端なかったんだな~
と、今ようやく気付く私です(^▽^;)
あの頃は茫然とするばかりでしたが💦
自分の人生の時間。
その貴重な時間をどう使うのか。
一方で、プロとして取り組む仕事。
いかに穴をあけずに、前に進めるのか。
そして、そのために社内でどのように
関係構築や仕組みづくりをしておくのか。
きっと、そこにおそらくオランダ人は(オランダ航空の社員は)
並々ならぬ労力を注いでいたのではないかな~
と今、感じるわけです。
何が正しいのか、何が間違っているのか
私にはわかりません。
ただ、明らかにわかること。
それは、
私が関わったオランダ航空の人々は皆さん、
自分の「命の時間」を何よりも大切にされていた
ということです✨✨✨
だからこそ、仲間の時間もものすごく
大切にされていました💕
そして、
大切な時間を守るために
職場をいかに効率よくまわすか
ひとりで抱え込まず、
部下を信頼し、同僚を信頼して助け合うのか
その連携が秀逸だったのでは、と思います。
日本とオランダ。
文化や国民性は全く違いますが
何か学び取れるものがあるのかもしれません(^-^)
There might be a benefit to learn from the Dutch way of working.