~二重敬語は本当にダメなのか?~
こんにちは。
ひとりひとりの個性やカラーを大切に
自分らしく輝く人を応援する
接客コミュニケーション コンサルタントの岩村良恵です(^^)
昨日は名古屋のIT系企業様にて
中途入社のスタッフ様向けビジネスマナー研修。
第二新卒の方や若手の方が多かったので
基本の敬語や言葉遣いはもちろん
立ち居振る舞いから席次、名刺交換に至るまで
基本マナーを徹底的に。
やはり第一印象と話し方については
信頼関係づくりの第一歩。大切にしています。
そんな中、「二重敬語」が話題に上りました。
マナーとは何か?を考えるとき
私はまず第一に、相手を不快にさせないこと
そして、
相手に「大切にしてもらったな~」と感じてもらえること
をゴールにしています(^^)
でも、だからこそ、
私たちはついつい丁寧になりすぎることが
あるのかもしれません。
その典型が二重敬語なのかな、と。
例えば、
上司に 「この資料はご覧になられましたか?」
お客様に「この件についてお聞きになられましたか?」
先輩に「課長がそのように仰られていました」
電話口の方に 「もう少し詳しくお伺いさせていただいてよろしいですか?」
などなど、
これらはすべて二重敬語。正しい日本語とは言えません。
正しくはそれぞれ
「この資料はご覧になりましたか?」
「この件についてはお聞きになりましたか?」
「課長がそのように仰っていました」
「もう少し詳しく伺ってもよろしいですか?」
です。
でも、
これらの言い回し、意外と私たちは
普段の会話で当たり前に使っていそう💦
そして、相手を敬って丁寧に丁寧に…と
気遣うからこその結果が二重敬語だとしたら?
マナーの基本の考えからすると
その根底にあるあったか~い想いそのものは否定できないなあ、、、
とはいえ、
やっぱり言葉は正しく、簡潔、スマートに
伝えた方が聞く側も気持ちよいもの。
だから、
「絶対ダメ!!」と否定するより
少しでも美しい日本語の達人に近づけるよう
心がけていけたら楽しいですね♬
ではここでワンポイント!
二重敬語を回避する手っ取り早い方法を
ご紹介しますね(^^)
ずばり、
「~られる」と「させていただく」
をサクッとやめてみましょう!
例えば
×「召し上がられる」
〇「召し上がる」
×「お越しになられる」
〇「お越しになる」
×「お見えになられました」
〇「お見えになりました」
×「ご説明させていただきます」
〇「ご説明いたします」
などなど、いっぱいあります(^0^)
ちなみに、「~させていただく」は
①相手の許可を得てする場合
②それをすることで自分が何らかの恩恵を受ける場合
の2パターン以外にはつけない、と思っておきましょう。
例えば、
「こんな時間にお電話させていただいてもいいですか?」
みたいな場合ならOKです。
敬語は習慣、心がけ。
シンプルなところからコツコツと。
失敗しても大丈夫。
まずは言ってみてくださいね!
Practice makes perfect!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
接客・接遇・ビジネスコミュニケーションのことなら
True Colors Communication
話し方・伝え方・人材育成についてのご相談もお気軽にどうぞ
オンラインによる研修・セミナー・個別セッションも実施しています。
お問い合わせはコチラから